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あけましておめでとうございます

青春時代が夢なんて
あとからほのぼの思うもの~♪

元旦になると「初なんとか」とか言いつつ
何気ない日常の一つひとつ、朝出したものすら厳かに感じますが
「初」は「次」で「旧」となり
1年が終わり1年がまた始まる楔となる日には尚更
抗えない時間の流れにあきらめに近い畏怖すら覚え

一方向のベルトコンベアーに乗せられ
成長や貫禄を欲した若い時は背中を押される気分でも
成長が老いに変わったとたん
散歩を嫌がり、引っ張られる首輪で顔をしわくちゃにして
ふんばる犬のような気分・・

しかし救世主は100年以上前に現れていました
アインシュタインの相対性理論
超高速で動くものは時間がゆっくりになるという、
正確無比に思えた時間も実は伸び縮みするらしい
人類はついに時間の首輪を外すのか?!
社会科の授業が体育の倍ほど長く感じたのは
脈アリなのか?ナシなのか?

光速で動くのはムリとしても
心身が個体から気体のように拡張するような
あとになって感じられる特別な時間というのは
なんとなくあるような・・
「う~ん、今充実してるねぇ」
と客観視できているときはまだまだ、
そんなことも考える暇なく丸ごと没入したほうが
あとから振り返っていとおしい思い出となる
青春がキラキラと追憶されるのは
ずっと今より近視眼でシンプルだったせいかも

「ブォン、ブォン」と4速から3、2へとブリッピングシフトダウンし
狙い通りのラインでコーナーを抜けたら
「今のいいね」と悦に浸る暇なく
次にせまる逆コーナーに備え反対へ体重移動
とか

弓の力加減と軌道に注意を払いつつ
五線譜に走る音符の群れを必死で目で追いかけ
弦を一心不乱に連打
とか

そこまで極端ではなくても
「今、このとき」に没頭できれば
惰性で流れる時間に支配されなくてすむのかも
平凡に思える今も未来の自分からはキラキラ見えるのかも

先の世界を憂うより今日の晩ごはんの心配を

阿久さんに座布団1枚